中田堂日誌: 2008年11月
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2008年11月

銀杏並木

銀杏並木といえば外苑前の銀杏並木が有名ですが

近所に新宿御苑があり遊歩道の銀杏並木もなかなか素敵です。

近所すぎてめったに行かないのですがたまにはと出かけてみました。

御苑の中に入らなくても遊歩道をのんびり歩いていても御苑に来た気分に

ひたれるのでお勧めです。

もうかなり銀杏が色づき黄色のじゅうたんになっていました。

結構人が多くてびっくりしました。

せっせと地面に向っている人が何人かいたのでなんだろうと思ってみてみると

おー銀杏収穫中でした。

残念!ビニールでも持ってきていれば一緒に収穫したのにー

さすがに素手で取る気にはちょっとなれずに後ろ髪ひかれつつ帰ってきました。

 (あ)

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新宿伊勢丹で開催されている「日本をまとふ、日本を楽しむ」に行ってきました。

2日まで開催されています。

awaiイイダ傘店衿秀・三勝纏-ten-の出展です。

纏-ten-のコートでシルクとウールのとっても素敵なコートがありました。

どうも絹素材に弱い;;ので吸い込まれてしまいました。

コートはとっても評判がいいそうで残りもあとわずかとおっしゃっていました。

行けないのが残念ですが、栗原貴子さんのトークショーや、イイダ傘店 傘オーダー会など

楽しそうな企画も週末にはあるのです。

傘もとっても可愛いのがありました。

健康診断

年に一度の健康診断

普段ありがたいことにとっても健康体なので

年に一度の健康診断だけはしっかり受けて健康な自分を再確認します。

来年一年も無事健康で過ごせますように!

でもなんであんな病院って待たされるんでしょうね;;

待ちすぎてくたくた、病院に長くいると病気になりそうです(えぇぇぇぇ)

丸紅コレクション展へ

丸紅コレクション~衣装から絵画へ美の競演~へ行ってきました。

淀君の小袖を復元と日本にある唯一のボッティチェリが今回の目玉ですが

やっぱり絵画よりは衣装部門でしょーってことで衣装部門観るのに気合入りすぎて

後半絵画はさら~っと過ごしてしまいました;;

さすが丸紅が隠し持っていただけあって(いや、そんな事はないんでしょうけど;;)

衣装はどれも保存状態もよく染や織などじっくり観ることができました。

今回はグラフィックデザイナー・日本画家・洋画家・彫刻家のそうそうたる方々の

着物の図案も多数展示されていています。

そういう着物類の図案などなかなか観る機会はないのですごく楽しめます。

この図案がこういう着物になるという写真付きのものもありました(白黒写真ですが)

そのデザインは今の時代にも十分通用する素晴らしさです。

こんな着物楽しいだろうなーって。。。

まだまだ衣装コレクションはたくさんあるみたいなので

ぜひ衣装コレクションだけで展示をまたやって欲しいです。

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吉例顔見世大歌舞伎 夜の部へ

着物のお洒落を楽しむにはいい季節なんですよね。

歌舞伎座も着物率がすごく高くて舞台も客席も観ていてとても楽しいです。

菊五郎の「船弁慶」がよかったです。

「寺子屋」は誰がやってもどうも苦手です;

三代目時蔵五十回忌追善公演の「八重桐廓噺」は

通しならまだしも本当に一部分のみの上演なので

かなり奇想天外な話の展開で唖然としている間に 終わってしまいました。

歌舞伎らしくていいです。

時蔵はこういう役にはぴったりはまっていました。

ビールを呑んで帰りました。

ほろ酔いで歩く夜の銀座・・・・(カメラたいぶぶれています;;)

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地下鉄の中ですごく素敵な着物姿の女性に遭遇しました。
黒い別珍のようなコートをお召しになっていて中の着物も濃いグレーの着物
白い衿がすっきりと見せてくれて、バッグは大きめの黒の革のバッグでした。
外苑前で降りて颯爽と歩いていかれました。
思わずついていきそうになりました。

表参道ヒルズに寄ったらもうクリスマスツリーが大階段に飾ってあって
シャンデリアと共に光り輝いていました。(時報の音楽付きです)
そういえば去年もクリスマスツリーあったなーと・・・・

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上野の国立西洋美術館に「ヴィルヘルム・ハンマースホイ展」を観にいきました。
図らずも日曜に予習できたので解説なしでも楽しめました。
全体的に淋しげで柔らかい雰囲気の印象。
アンニュイな色というのでしょうか、とてもしっとりして美しい色使いです。
印象に残ったのはとても正確で強くぴしっとした線と質感の描写の描き込みのすごさ
この線や質感の正確さは構図やパースなどの不安定な感じを
より強調するのかなと思いました。
同時代の2名の画家の展示もあってその二人の絵画も雰囲気などは違っていても
線の正確さは同じようにあったので
もしかしたらこの時代のデンマークの美術界においての特徴なのかも。

常設展も観て帰ってきました。
常設展は常設展だけで行ってもいいくらいに
いろいろな画家の充実したコレクションがあるんですね。

写真は展覧会とは全く関係ないのですが
美術館に行く途中に通る「正岡子規記念球場」
野球(他野球用語も)という言葉は正岡子規が考えたそうで その記念の球場。
いつも美術館に行くときに通るのですが通るたびに 思い出すので写真を撮ってみました。

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花園神社 お酉様へ

中田堂pickupでも紹介

毎年恒例酉の市へ
今年は三の市まである年、火事が多いといわれていますが
本当の所はどうなんでしょうか??

いつも行くのは花園神社です。
まずは去年の熊手をお返しして、今年も花園神社仕様の熊手を買う。
来年の商売繁盛を願います。

地球温暖化なのか11月も中頃だというのに暖かい気候で
なんともお酉様の気分が出ませんが
そのせいなのか熊手を買ってる人も微妙に少ない感じで淋しいです。
やっぱりお酉様では、寒い寒いといいながら盛大に大きい熊手を買っている
お客さんの後ろで冷やかしで一緒に手締めをするのが楽しいんですけどね。

でも熊手を買ってる人はちょっと淋しかったけど
境内にある飲食店は人も多く賑わっておりました。

お酉様がくるともう年末まで一気という気分になります・・・・;;

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11日にNHKでみた落合シェフのカルボナーラがすごく美味しそうで
気になっていたので作ってみることに。

カルボナーラって家でも外でもめったに選択肢に入らないのですが
卵とベーコン、パルミジャーノのみのシンプルなレシピに惹かれて作ってみました。

パルミジャーノは塊を買ってきてすりおろして、ベーコンも生ベーコンを買ってくるという
(生ベーコンとかいてあったがパンチェッタではないらしい)気合の入れよう;

順調に進んでいたのですが最後の段階で少し温度が上がりすぎてしまったみたいで
ちょっと卵がもろもろなりかけてしまうという事態が発生
慌てて火からおろしぎりぎりなんとかセーフの状態に。。。

さっぱりクリーミーで卵の風味がよく出てて美味しかったです。
さすが行列のできるリストランテのレシピですな。
近いうちに再度チャレンジしてもろもろにならないように技を習得しようと思っています!


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中田堂pickupでも紹介していますが「大琳派展」に行ってきました。

午前中に六本木に行っていたので国立博物館についたのは午後2時頃
少しは空いてきた頃かしらと思いつつ行ったのですが、甘かったです;;
入場に20分待ち(実際にはそこまで待たなかったかな)
こんなに混んでいる展覧会は久々でした。

でも展示はさすがあれだけ宣伝してるだけあって すごかったです。
見ごたえありました。

やはり日本画も素晴らしかったですが 工芸品に目も心も奪われました。
漆、蒔絵、螺鈿の素敵なこと。。。。。
焼き物も楽しい作品が沢山ありました。

名もない職人技の素晴らしさにため息ばかり。

下図が結構沢山出ていたのですが
下図見るの大好きです。
下図を見ると本当にその人のうまさや観察眼のすごさ
線の美しさがよくわかります。

堪能して帰ってきました。

上野の銀杏はもうだいぶ黄色かったです。

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中田堂pickupでも紹介しています
染ちゃんって別に知り合いでもないのですが、ちゃん付けです;

国立劇場11月歌舞伎公演「江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)」
江戸川乱歩の「人間豹」を歌舞伎化した舞台

明智小五郎を幸四郎、人間豹の恩田乱学を染五郎
見せ場には染ちゃんの大凧に乗った宙乗りと
なかなか面白かったです。

歌舞伎以外の舞台で染ちゃんの悪役を観た事があって
その役はまさにぴったりはまっていて素晴らしかったのです。
今回もそんな悪役を生き生きと演じていてよかったです。
豹の動きもすごく研究したんだろうなーと首のちょっとした動き方など
本当に動物ぽかったです。

染ちゃん高所恐怖症なので宙吊りはいやでいやでってテレビで
おっしゃっていましたけど、そんな事はみじんも感じさせない乱学の顔のつくりと
演技で頑張って宙をゆうゆうと引き上げていかれました。
思わず手を振ってしまったりして。。

富岡八幡宮骨董市

門前仲町の富岡八幡宮では月に3日間骨董市をやっています。
久々に寒い中行ってきました。

七五三の参拝の親子連れと骨董市のお客さんと富岡八幡宮は大賑わいでした。
七五三では可愛い子供の着物姿と共にお母様たちの晴れやかな着物姿も
たくさん観ることができました。
子供の着物姿はもちろんだけどこういう時のはんなりした大人の晴れ着姿も素敵です。

そんな中でうろうろ骨董市を物色。。。。
外人さんが多くて外人さんも必死に交渉していました。
英語が話せる店主のおじさんが隣のお店のおじさんの通訳してあげていたりして
おじさん笑いながら「いやー俺の店は外資系だからさー」などというので
「そうですよねーこういうこ所は外資系じゃないと務まらないですよね」と
称えて(?)みたりして;

本日の収穫は写真の2点
木の箱は上に小さい陶器を置いて台のように使っていたのを
すかさず見つけて「いくらですか?」「えっ、これ買うの??」みたいな
反応だったのですけど、なんだか可愛くていただいてきました。
赤の漆の器は旅館の茶器入れのような。。。。。

何を入れるかこれからゆっくり考えます。
それもまた楽しいんです。
赤い器はちらし寿司とか盛っても映えるかな。

しばらくは眺めて楽しみます。

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九段下のあきやまにて行われている「純国産繭からの絹織物展」へ行ってきました。
以前に「絹を知るセミナー」を聞きに行った塩野屋さんと染織家秋山氏のトークショーへ
秋山氏は宮崎の綾町にてご自分の手で養蚕して作った糸を
染めて織って作品つくりをされています。

着物にとって絹ははずせないものだけにどんなお話を聞けるか楽しみにして伺いました。
お二人の絹に対する想い、秋山氏の作品作りにかける想い、また着物に対する想いなど
とても感じることばかりでした。
秋山氏の「着物は癒しの存在」との言葉は中田堂の会話の中にもよく出てくる
キーワードなので秋山氏の言葉として聞けた事はちょっと感動しました。

着物への想いをまた一段と強くさせてくれたトークショーでした。

歌舞伎座顔見世昼の部へ

「盟三五大切」と「吉田屋」
盟三五大切は通し、忠臣蔵外伝なんですね。 
忠臣蔵とも四谷怪談とも話が絡んでいて面白かったです。
忠臣蔵は好きなんです、なぜだか好き・・・

でもこれは忠臣蔵を結構皮肉ってるつくりになっていて
えええええーーーって展開は歌舞伎ならでは(南北ならではかな)
見応えありました。

吉田屋はもう藤十郎の世界なのでこてこての上方歌舞伎
お腹一杯になりました・・・;

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中田堂準備中です

中田堂の準備をすすめています。
着物ももっといろいろな人たちに着たり、知ったりして欲しくて
また着物を通じていろいろな世界に広がりをもっていただきたく
中田堂を立ち上げました。

どうぞよろしくお願いします!!