昔の赤 - 中田堂日誌
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昔の赤

昔の帯などをみていると赤い地色の帯がとても多いなーと思います。

中田堂にもレッスン用の帯の中に昔の赤い帯があります。

そういう昔の赤い帯、柄なんかはとてもいい感じなのですが

なんとも今の着物に合わせるのが難しかったりしますね。

なんでこんなに赤い帯率が高いのかなーといつも思っていたのですが

そう、同じような時代には紬系の着物などには赤い八掛を

付けていることが多いのです。

表の色とは全く関係なく赤い八掛なんですよ。

我が家の着物にも何枚かありますね、この地色に赤い八掛かーってのが;

八掛交換って案外高くついてしまうのでそのまま着てしまっていますが・・・

そして赤い帯はそういう着物に合わせたらよく合うんです。

着物からチラッと覗く八掛の赤と帯の赤、着物が地味目の大島とか

紬だったりするとすごく可愛かったりする。

あーきっと昔は若いうちはそうやって赤を使って若々しく着て

年齢を重ねて仕立て直しをする時には地味目の八掛を付けて

帯もそれ相応に地味目の帯を締めてって

着物を長年着ていくための知恵だったんでしょう。。。

着物ならではの着まわしの技ですね。

なので赤い帯をお持ちでしたら赤い八掛がついた渋い紬かなんかに合わせて

小物は今の時代のモノでピッと締めて現代風に着こなしていただければと思います。

(あ)

 

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