お祖母様の着物 - 中田堂日誌
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お祖母様の着物

秋に親族の結婚式に着物で出席したいってことで

中田堂にお越しくださっています。

秋までまだ日にちもあるし、これから結婚式だけでなく

普段にも、またお子さんの行事にも着物で出席したいという

ご希望もあるのでまず名古屋帯、それから袋帯の順番で

レッスンのカリキュラムで進めることに・・・

お持ちの着物を見せていただいたら

おばあさまのお着物の裾ぼかしの色無地が・・・

地紋に青海波が付け下げにつけられていて

一生着られるような上品な色合いのピンクのぼかし

何とも素敵なお着物があってうらやましい限りです。

こんな大きな青海波の地紋のお着物、素敵です!!

140619‐300.jpg

かっこいいなぁぁ~~、レッスンの合間中

この地紋で自分なら何色で着たいか!!って話で盛り上がりました。

相方ってば金色!!で着たい!!ってそれはまるで

金の鯉!みたいな感じです。

それならば私は銀にしましょうかって、金と銀の鯉の二人

面白いですがすごい並びになりそうです。

でも銀なら黒いぎらぎらした帯して赤い伊達衿して

極妻か銀座の女帝か!みたいにね~~なんて

話がどんどんすごい方向へ進んでしまいました;;

あ、ちゃんとレッスンは進んでますよ~~

身丈が気持ち短いので腰ひもの位置で調節しました。

表地の状態はいいのですが胴裏の状態や仕立て直せばもう少し身丈が

出せるので、これからずっと着ていくうえで

今、直すかどうするかレッスン中に話をしながら考えます。

こういう色無地感覚で着られる着物は節目節目の行事には

名古屋帯でも袋帯でも合わせられて重宝します。

いろいろ考えて、仕立て替えすることにしました。

マイ寸法に仕立てることによってさらに出番が多くなると思います。

おばあさまもきっと喜んでくださると思います。

中田堂ではご相談いただいた際には

その方のこれからの着物ライフを想定して

どうするのがベストなのか考えて提案していくことを第一としています。

着付け以外の着物のご相談もお気軽にお話しくださいね。

(あ)

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