中田堂では名古屋帯や袋帯を結ぶときに仮紐を使います。

帯をするのにいろいろな方法がありピンチのみを使うとか
前で作って後ろに回すとか、器具を使うというところもあると思います。
仮紐を使うにしても2~3本使う方法もあります。
中田堂では基本的には仮紐は1本です。
昔、着付けを習い始めた時に帯の仮紐用に着付け用とは別に
仮紐専用に短めの紐を作っておくといいわよ、言われて
家にあった紐を真ん中をつまんで仮紐用しました。
帯用の仮紐は後ろから前に廻して結ぶだけなので着付けの紐より
短いほうが紐がジャラジャラ邪魔にならならず引っかからないので
専用紐を作られるのもいいかなと思います。
それをずっと使っていたのですが何年か前に
あまりにぼろぼろになったので二代目の仮紐を使い始めました。
ふと気が付くともうこの二代目もだいぶぼろぼろになってきていました。
初代がこの間出てきたので二代目と並べてぱちり

向かって左が初代、右が二代目
この紐はソボが着ていた着物だったか羽織りだったか・・・
ほどいていろいろ作ったようで紐も何本もあるし
ソボの鏡台のカバーとか敷物とかあちらこちらで見ていた柄です。
探せば三代目も同じ柄の紐でできそう。
中田堂を始めてから圧倒的に着るので二代目の寿命はとっても短かった。
着物を着るようになると紐との付き合いは一生ですね。。。
(あ)