時期的にレッスンの中に浴衣レッスンのご希望が多いです。

どんどん着てお出かけしていただきたい!ということで
浴衣レッスンを合間に入れつつのレッスンを行っております。
浴衣の着方は基本的に着物と変わりませんが
ちょっとしたポイントがあるので着物を着る違いを説明しつつ・・・
浴衣シーズン楽しんでいただけるように!!
ご相談いただく事が多い実家の着物のチェック項目で必須なのが裄と袖丈です。
まぁ、身丈は第一でそれをクリアした場合に次にくるのが裄、袖丈です。
現代は基本的な袖丈は1尺3寸とされていますがその昔は身長や
着るシーンに応じて袖丈を決めていたので
着ようとなったときに襦袢と袖丈や裄が合わないって問題が発生します。
裄に関しては現代の人の方がどうしても長いので短いことが多いです。
お直し依頼でも裄直しが一番なんです。
でも裄に関しては本人に合わせるが一番ですが
襦袢に合っていればひとまず絶対に直さなければって事でもないかなと。
着物はあるけど襦袢がなくてと襦袢をマイ寸法に仕立てて
それから頂き物の着物を着ようというときに昔の着物は裄が短くて
襦袢の袖が出てしまう!!!ってことで着物の裄を直すみたいな。。。
着物にあった襦袢があって着物の袖から出てなくて
よっぽどつんつるてんでなければ少し裄が短いくらいならすぐに直さなくても
いいんじゃないかなぁと。。。
なんて思いながら帰ってテレビをつけたらBSの笑点の演芸で・・・
紙切り芸人さん林家花さん、夏着物姿で紙切りです。

みると袖丈と裄がとても短いです。
見ていると裄袖丈以外はジャスト寸法なので
頂き物の着物というよりは紙を切るのに袖も裄も短い方が
仕事をしやすいということで短くしてるんだろうなぁと。
その方の着物を着る状況で裄も袖丈もその方次第なんだなぁと。
裄袖丈問題はその方それぞれ、奥深いです。
(あ)